
fiica(フィーカ)
髪を整える時間を、自分のための Fika に。新潟県小千谷市に生まれた小さなヘアサロンの「らしさ」を、言葉のいちばん奥から一緒に立ち上げました。
- ブランド設計
- ロゴ
- 名刺
- メニュー
- Webサイト
- MEO / 計測基盤
Overview
案件の概要
新潟県小千谷市の住宅街にある、席数2つのヘアサロン fiica。「ロゴも名刺もサイトも、それぞれ別の人に頼むとバラバラになる」——そうならないために、コンセプト設計を起点に、ロゴ・名刺・メニュー・Webサイト、そして Google での見つかり方や公開後の計測まで、ブランドのすべてを一つの軸で通して手がけました。どこで出会っても “同じ fiica” が伝わる状態をつくっています。
ご依頼の背景・課題
開業の準備中、頼りにしていた Web 担当者が離れ、「お店の顔をどう作ればいいか分からない」という状態でした。屋号 fiica(北欧の “Fika”=コーヒーで一息つく時間)に込めた想いはある。けれど、その想いをロゴの形や、サイトの言葉、店内の空気感にどう翻訳するか——そこが、いちばんの空白でした。
ミチスジのアプローチ
最初にしたのは、デザインではなく対話でした。屋号の由来とオーナーの人柄を掘り下げ、「おしゃれを“しに行く”場所から、“お休みしに行く”場所へ」という一本の軸を言語化。この軸を物差しに、ロゴの線、名刺の手触り、サイトの余白、Google での見せ方まで、すべての判断を揃えました。だから装飾は少なくても、ぶれずに “らしさ” が伝わります。

Process
つくる前に、軸を決める。
デザインに入る前の対話から、公開後の改善まで。fiica で実際に踏んだ5つのステップです。
- 01
きく・ほどく
屋号や人柄、お店で過ごす時間をヒアリング。「何屋か」ではなく「どんな時間を渡す場所か」から、一緒に言葉にしていきました。
- 02
コンセプトを決める
「日常にやさしい余白を」という一本の軸を設定。これ以降、色も言葉もレイアウトも、すべての判断はこの物差しで決めます。
- 03
形にする
軸をロゴ・名刺・メニューへ。線の細さ、紙の手触り、余白の取り方まで、媒体が変わっても世界観がぶれないように統一しました。
- 04
Webサイトに集約
コンセプト・メニュー・店舗情報を1サイトに。新規のお客様が迷わないよう、予約は公式LINEへ一直線に導く導線にしています。
- 05
見つけて、育てる
Googleビジネスプロフィールの登録、GA4・Clarity・Search Console の設置まで。公開して終わりではなく、あとから改善できる土台を整えました。
Design
なぜ、このデザインか。
「なんとなく」で決めた部分は、ひとつもありません。色・余白・文字・写真、それぞれに理由があります。

引き算の配色
オフホワイトとベージュの中間色で“やさしさ”を、差し色は予約ボタンの緑1色だけ。色を絞るほど、押してほしいボタンに視線と信頼が集まります。
余白を主役に
要素を詰め込まず、大きく余白をとる。「日常にやさしい余白を」という言葉を、レイアウトそのもので体現しました。
静かな文字組み
細いウェイトと広い字間。見出しと本文の大小差を抑え、声を張らないトーンで“お休みする場所”の空気を表しています。
結果より、時間
仕上がりの写真より、自然光や手元、過ごす時間を見せる。“居心地”を売るというコンセプトを、写真選びでも裏打ちしました。
Brand System

Deliverables
担当した制作物
ひとつのブランドに軸を通すため、媒体ごとに切り分けず、一貫したトーンで設計しました。
ブランドコンセプト設計
屋号「Fika」を起点に、お店の存在意義を「日常にやさしい余白を」という一文へ言語化。以降すべての制作物の判断基準にしました。
ロゴデザイン
やわらかな筆致のロゴ。綴りの「c」は Cut の頭文字、「i」をもう一つ加えることで “わたし(I)” と “あなた(I)” が出会う場所、という意味を込めています。
名刺デザイン・印刷
横型に住所と Instagram の QR を配置。凸凹加工に近い質感を、質感紙の選定で予算内に再現しました。
メニュー表デザイン
カット・カラーからヘッドスパまでの料金表を、スマホでの閲覧前提でデザイン。PDF / JPG で納品しました。
Webサイト制作
白基調・抜け感のあるデザインで、コンセプトとメニュー、店舗情報を1サイトに集約。Instagram 連携と LINE 予約への導線を備えたレスポンシブサイト。
Googleビジネスプロフィール・計測基盤
ドメイン・サーバーの開設代行、Google ビジネスプロフィールの登録、GA4 / Microsoft Clarity / Search Console の設置まで、公開後に改善できる土台を整えました。
Gallery
制作物ギャラリー







Motion
写真から、AIで動画に。
サイトに添えるショート動画も、企画から制作しました。屋号の由来「Fika」とコピー「日常にやさしい余白を」を軸に、約40秒・8ショットの台本を設計。「スタッフの顔は映さず、手元と自然光だけで“余白”を描く」という方針を立て、店舗写真を起点に image-to-video(AIによる動画生成)で映像化、ナレーションもAI音声で制作しています。
ファーストビュー
自然光の入る店内を、空気が流れるようにゆっくりパン。
ヘッドスパ
照明を落としたシャンプースペース。あなただけの時間を。
追伸
鏡のなかの自分が、少し好きになれるように。

ORIGIN OF THE NAME
屋号 fiica は、北欧スウェーデンの文化「Fika」から。コーヒーを囲んで一息つく、あの時間の名前です。綴りの「c」はやわらかな印象とともに Cut(カット)の頭文字。さらに「i」をもう一つ加えることで、“わたし(I)” と “あなた(I)” が出会う場所、という想いを込めました。